輪王寺跡
2017年7月28日
史跡・文化財
輪王寺跡は土塁と堀に囲まれた方形の城郭寺院跡で、いざ合戦ともなれば館として機能しました。いま北側の土塁と堀が少し残っていますが、境内部分はすっかり住宅地となっています。発掘調査の結果、掘立柱の建物跡等が検出されています。伊達11代持宗が祖母(蘭庭明玉禅尼)のために建立した寺です。禅尼は岩清水八幡宮の別当善法寺通清の娘で、姉妹は将軍足利義詮および後光厳院の室となっています。このため輪王寺は格式の高い寺となりました。輪王寺は仙台へ移ってからも仙台藩の厚い保護を受けました。この縁で、禅尼の夫である九代伊達政宗は度々上洛し将軍に会っています。歌人としても高名でした。
住所 | 福島県伊達市梁川町赤五輪 |
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TEL | 伊達市教育部文化振興係・文化財係 024-573-5804 |
アクセス
阿武隈急行希望の森公園駅から徒歩3分
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