極楽院跡
2017年7月28日
史跡・文化財
極楽院は、中世には紀州熊野参詣の先達者でありました。
文亀3年(1503年)の熊野勝達坊旦那売券によれば、極楽院は信夫郡北郷の信者を率いて参詣しています。天文3年(1534年)伊達稙宗の息子清三郎が極楽院に入嗣して以来、伊達家の庇護を受けました。江戸期には、極楽院は伊達郡西根郷の修験の触頭でした。明治初期に廃寺となりましたが、建物は近世末の形態を留め、護摩壇に使用した部屋も残っています。杉板戸には保原の絵師熊坂適山の絵が残っています。極楽院歴代の墓碑は金秀寺に移されています。市指定文化財。
注意:個人住宅につき、観光にはご注意ください。
住所 | 福島県伊達市字中畑37 |
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TEL | 伊達市教育部文化振興係・文化財係 024-573-5804 |