つつこ引き祭り

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つつこ引き祭りの由来

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伊達市保原町は市場町として発展した地域で、毎年旧正月25日の市祭りに「つつこ引き」が行われていました。

江戸時代中期、享保年間に大飢饉があり、当時の領主・松平出雲守通春公が厳島神社の境内(当時は現在の丸山観音)に領民を集め、種もみを分け与えたところ、翌年は大豊作となり、領主の善政に感謝し、神前に初穂を捧げ豊作を祝ったということです。それ以来、五穀豊穣を祈る神事として一層盛んになりました。

「つつこ引き」は、毎年続けられてきましたが、ある年「中止」したところ悪病が流行し、その後再び、無病息災を祈る神事として盛んになったと言われています。

現在は、毎年3月第1日曜日に裸の若衆が寒風の中、「商売繁盛・五穀豊穣・無病息災」を祈る勇壮な祭りとして、市の無形民俗文化財に指定されています。

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つつことは

祭りで使用する大つつこは、祭日の前日に一日がかりで作られます。直径約1.5メートル・長さ約3メートル・重さ約800キログラムの大俵は、太縄5本で3ヶ所が固く結ばれています。

つつこの中には、ふかしたもち米が入れられており、激しくつつこを引き合ううちに、おふかしが餅になる程です。

祭りの最後には、厳島神社の境内にてつつこが解体され、中のお餅が配られます。この餅を食べると一年健康で過ごせると言われており、また、つつこの藁(わら)を持ち帰ると縁起が良いと言われています。

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お問合せ

つつこ引き祭実行委員会(厳島神社)【電話番号】024-576-4062

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