あんぽ柿
2017年8月7日
おみやげ・特産品
大正時代に旧梁川町五十沢で開発された「あんぽ柿」。
伊達市は日本一の生産を誇ります。
あんぽ柿って!?
干しただけの柿とはちょっと違う「あんぽ柿」
「あんぽ柿」の名前の由来は、柿を天日で乾燥させているものを【天干し(あまぼし)柿】と呼んでいたのが変化して「あんぽ柿」と呼ばれるようになったと言い伝えられています。
あんぽ柿の原料は主に蜂屋柿(はちやかき)、平核無(ひらたねなし)などの渋柿を使います。
生産工程で「硫黄薫蒸」をすることで、中身は半生でジューシーに仕上がります。(柔らかく、果肉に水分を多く含みます)
干し柿は、大別すると「あんぽ柿」(乾燥歩合50%程度)と「ころ柿」(乾燥歩合25%程度)に区分されます。ちなみに、「硫黄薫蒸」の硫黄は乾燥中に揮発するため毒性はありません。
あんぽ柿にはビタミンA、カルシウム、食物繊維を多く含んでおり、健康にもおいしい食べ物です。
あんぽ柿ができるまで
ひとつひとつ手作り
11月上旬あたりから柿の収穫が行われます。
枝をT字にし、ヘタの部分を残して皮をむいていきます。
T字の枝にひもを通していきます。一本のひもに20個程度通します
硫黄薫蒸します。
柿の薫製をつくるような感じです
薫蒸が終わった柿をつるし、自然乾燥させます。乾燥期間は約40日程で、縦にシワが出た頃が出荷の時期です。
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