がんばっている人

第10回 自然食料理研究家 よーこばっぱ 本田 洋子さん

食べることは、生きること

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本田さんは、地元で採れる米、小麦、野菜、山菜、木の実といった自然の食材をつかい食の大切さを子ども達やその親、学校の先生らに伝えている。


最近の子供はすぐキレる子が多くなった、生活習慣病が子供に増えている、ということをよく聞くが、それは食が乱れているからだという。コンビニ弁当やインスタント食品、外食がすべて悪いとは思わないが、家族が食卓にあつまって、コミュニケーションをとりながら食事をすることの大切さを子ども達の親へ伝えている。食べることで人間は生きているから、食べる物がダメだと身も心も健康に育たない。

「食は命なり」という信念があるからだ。

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というのも本田さん自身、若い頃、疲労から来る体調不良で擬似白血病を患ったことがあり、自然の食べ物で自分の体質を改善しようという思いで、山歩きの日々を送っていた時期があった。その中で出会った薬草、木の実、山菜、それらの自然のものを食べて病気を克服した経験から、食べものの大切さと偉大さを誰よりも知っているのだ。

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こうした自身の体験から、本田さんは自然食品、そして郷土料理にこだわりつづけている。それが縁で交流が始まった伊達市保原町にある「マルベリー」の赤間さんと桑料理を創作。以前「がんばっている人」で紹介した月舘町の太田さんとは月舘の特産品「お手姫うどん」を開発、最近では、同じく本コーナーで登場いただいた保原町「ラ・ワサビ」の末永さんと自然の食材、地元の食材を使った料理をお互いに研究している毎日だ!!

また、地元で採れた旬のものを使い、子ども達に手造りの味、郷土料理を教え、先人の知恵を未来につなぐ活動も行っている。


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「今のおかあさん達は我が子に何を食べさせていいのか分からない。ちゃんとしたものを食べさせないと、子供がまともに成長しないのよ」と本田さんは言う。「これからも、食の大切さ、自然食や郷土料理の良さを伝承していかなきゃという使命感で日々がんばっています」最後に今後の目標を尋ねると、「月舘の『交流館もりもり』に薬草園をつくる計画を現在進めています」という答えが返ってきた。本田さんの活動は、これからもますます広がっていきそうだ。

2009年6月28日に行われた「よーこばっぱのおいしい里山・山のデザート」の様子
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