あんぽ柿

あんぽ柿の画像

大正時代に旧梁川町五十沢で開発された「あんぽ柿」。
伊達市は日本一の生産を誇ります。

あんぽ柿1 あんぽ柿2の画像

あんぽ柿って!?

干しただけの柿とはちょっと違う「あんぽ柿」

「あんぽ柿」の名前の由来は、柿を天日で乾燥させているものを【天干し(あまぼし)柿】と呼んでいたのが変化して「あんぽ柿」と呼ばれるようになったと言い伝えられています。

あんぽ柿3

あんぽ柿の原料は主に蜂屋柿(はちやかき)、平核無(ひらたねなし)などの渋柿を使います。

あんぽ柿4

生産工程で「硫黄薫蒸」をすることで、中身は半生でジューシーに仕上がります。(柔らかく、果肉に水分を多く含みます)

あんぽ柿5

干し柿は、大別すると「あんぽ柿」(乾燥歩合50%程度)と「ころ柿」(乾燥歩合25%程度)に区分されます。ちなみに、「硫黄薫蒸」の硫黄は乾燥中に揮発するため毒性はありません。

あんぽ柿にはビタミンA、カルシウム、食物繊維を多く含んでおり、健康にもおいしい食べ物です。

あんぽ柿ができるまで

ひとつひとつ手作り

あんぽ柿づくり1
11月上旬あたりから柿の収穫が行われます。

矢印

あんぽ柿づくり2
枝をT字にし、ヘタの部分を残して皮をむいていきます。

矢印

あんぽ柿づくり3
T字の枝にひもを通していきます。一本のひもに20個程度通します

矢印

あんぽ柿づくり4
硫黄薫蒸します。
柿の薫製をつくるような感じです

矢印

あんぽ柿づくり5
薫蒸が終わった柿をつるし、自然乾燥させます。乾燥期間は約40日程で、縦にシワが出た頃が出荷の時期です。

関連リンク

伊達市農産物情報サイト(福島県伊達市ホームページ)